「ゆっくり丁寧に動く」は、慣れた動きの途中を感じ取り、動かし方を学び直す練習です。脳と体の細かなやり取りを生かし、動き始めや途中の力加減を確かめます。使いたい筋肉を働かせ、余分な力みを減らしていくことを目指します。
画像を拡大動作の途中に気づく
慣れた動きは、一つずつ考えなくても自動的にできますが、その間も脳は働いています。ゆっくり動くのは、いつもの動きの細部に注意を向ける時間をつくるためです。「胸を回したつもりが顔から動いていた」「戻るときに肩が上がっていた」。そうした違いに気づくことが、使い方を学び直す手がかりになります。
ボディリマッピングでは、部分の動きを感じながら、動かし方や力加減を選び直します。胸を回す途中で肩が上がったと気づいたら、次は動きを小さくして、肩を持ち上げずに胸を動かせるか試します。感じて調整する繰り返しが、必要な部分を動かし分ける練習になります。何秒かけるかより、自分が何をしているか分かることが大切です。遅くしようとして固まるなら、少し速くするか、動く範囲を小さくします。
普段の速さへ戻す
ゆっくり動いて分かったことは、普段の速さでも確かめます。胸の動きが感じられたら、自然に振り向く動作へ戻してみる。速度が変わると、部分同士のつながり方も違って感じられます。
痛みやしびれが出たら中止し、動きが途切れる場所を勢いで通り抜けようとしないでください。ゆっくり観察する時間と自然に動く時間を行き来しながら、自分の動きと筋肉の使い方を学び、日常でも使える感覚につなげます。